ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

亡念のザムド各話を勝手に解説していくシリーズ 第13話

配信にて全話視聴済みのrivfiがネタバレにならない程度に、テレビ放映された回の分かりにくいところ、今後に備えてちょっと大事なところなどを書いていくコーナーです。あくまで私の勝手な解釈なので間違ってたらごめんなさい。


関東の方にお住みの方には少し申し訳ないですが、関西だと明日14話が放送されてしまうので、追いつかれないうちに更新したいと思います。
一応、折りたたんでおこう。放送されたので戻しました。


というわけで、遂にアキユキが尖端島に戻ってきました。
色々良いシーンもありましたが、最終的にフルイチが全部持って行った!!12センチとか秀逸すぎる!!
ですが、解説できるようなことが特にないよ……


〜色々と解説〜

  1.ハルとナキアミの会話が良く分かりません。
二話参照。「お前が救った魂はお前に返す。」ってナキアミの台詞とかありましたね。
ハルがアキユキの名をよんだからアキユキは我を取り戻せた。名を呼んだものがザムドの対になるという考えがテシクにはあるのかな。雷魚も初登場時にそんなこと言ってましたし。
だからこそ、その相手がいなかったフルイチはああいう形になってしまったともいえますが……


  2.リュウゾウ先生は何をしてらっしゃいますの?
台詞にもある通りウツツダネの研究です。前回、垣巣と再会して、彼とは違うやり方で自分がやったこと(ヒトガタ実験に加担)の責任を取ると言ってましたが、となるとその研究の目的はすぐ分かりますね。


  3.フルイチのキャラが良く分かりません。
すばらしいじゃないか!!これだけのキャラクターはそういないですよ!!
まぁ確かに全編通して見た時に、統一性がないように感じられるところがあるかもしれませんが。
一応、ヒルコが寄生された影響で心が変化したという風に理由が付けられるようなナキアミの台詞が次回あるので、納得いかない人は次回をお楽しみに。


たいしたことをこの二話分で全く書けてないなぁ。でも分かりやすいけど、その分大事なテーマを扱っていますよね。


〜チェックポイント〜

  1.ヒルコが何を求めるか。
アキユキがずっと問われていることですが、だんだん彼もどういう道を進めばいいのか見えてきているみたいですね。
ナズナを許せるようになりたい、と言ったのもそうですし、何より、みんなでひとつになれるように導かれているような気がする、っていうのも前回にユンボが言っていたルイコン教の教えに近いところがあります。
「みんなでひとつに」っていうのはアキユキが持つ仲介者としての役割を表すものでもありますね。結果的にアキユキによってリュウゾウとフサの関係も修復しているみたいですし。
物の授受をコミュニケーションで描くこの作品だと、お弁当でリュウゾウとフサの気持ちがつながっていくというところでしょうか。
物の授受といえば笹村のおばあちゃんですよ。兵隊さんにもみかんを配る。あれは絶対やたらめったら色んな人にみかん渡してますよね、色んな人にコミュニケーションを働きかける素敵おばあちゃんじゃないか。


  2.今回は母親のお話。
フサさんのターンということで、母はなんでも知っているという感じでしたね。リュウゾウは親に隠すのは初恋だけにしておけ、と言ってましたが,アキユキの場合、ハルのこと全く隠せてないだろう笑”、と。(というか初っ端に連絡入れるの実家じゃなくてハルの家なのね。)
フサさんが見たアキユキのところでバス早すぎだろう、と思うかもしれませんがそれくらい演出ということで勘弁してください。
他の母親二人も良い味を出していました。前まではユンボと違って腰が軽いね、と軽口を叩いていた伊舟が、ナキアミがいなくなって「腰が軽くなってせいせいした」、と述べる。やっぱりあなたもとてもとても大事で重いものを背負っていたんじゃないか。
そして、早朝、みんなの様子を見て回るユンボはザンバニの母親だなぁ、と。


今回短いですが、こんな感じですかね。あとは、フサのアキユキの探し方が一話と一緒だとか、フルイチが軍からみれば「コレ(クビ)だよ、コレ」とジェスチャーするとかっていうのは何度か繰り返して見るときに面白いかもしれません。


さぁ次回も本当に良い回です。絶対に見逃してはだめですよ。
きっとあなたはラムネが飲みたくなる。


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見逃すと後悔する大事な14話解説はこちら↓