ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

結果的にとっても幸せな作品になったと思う。


というわけで、とうとう完結したシャーマンキング完全版。
週刊連載という縛りがなかったとはいえ、近年ここまで少年マンガらしい完結の仕方であり、かつ少年マンガらしくない問題の解決を図った展開を持つ作品は少ないんじゃないだろうか。


タイトルにもあげたけど結果的にではあるけれど、本当に幸せな作品になったと思う。
みかんだったお話が最後まで描かれ、最後だけでなく途中途中も現在の作家の手によってリファインされる。こんな待遇を受ける作品は珍しい。


たとえばもともと完結27巻は全ページ書き下ろしっていうことになっていたのだけど、完全版26巻までには通常版単行本32巻の巻末に打ち切り後の補完として描き下ろされていた『夢のあと』というエピソードが収録されておらず、全ページ書き下ろしというのはジャンプ本誌に載らなかったということなのか、と思っていた。
そしたら3,4ページ以外は別物だった。唖然。
話の内容自体は変わっていない3,4ページも画に関しては加筆しすぎ。プリンセスハオ美しすぎ、キラキラしすぎで笑う。
こんなふうにいちいちあげていたらキリがない。


シャーマンキングが好きだったという人は読むべきだと思う。
そして、文字通りこの作品の神である万田院光、もとい武井先生のご尊顔(自画像ではない、正真正銘の顔)を表紙カバーで拝んであがめばいいと思う。*1
 

*1:今までの表紙カバーはスケルトンで各表紙キャラのO.Sや持ち霊がカバーに書かれていた。つまり、カバー絵と本自体の表紙絵が合体してるのがアフィとかで見れる画像。で、27巻の表紙キャラのまんたは持ち霊がいないからそのかわりにうっすら武井先生がいる。笑う。