ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

亡念のザムド各話を勝手に解説していくシリーズ 第2話

配信にて全話視聴済みのrivfiがネタバレにならない程度に、テレビ放映された回の分かりにくいところ、今後に備えてちょっと大事なところなどを書いていくコーナーです。あくまで私の勝手な解釈なので間違ってたらごめんなさい。


やっぱりEDもテレビ放送用のものに変わりましたね。
最初の黄色い光の画は配信版EDと変わらないのですが、イントロまでの時間が違うので即変わったと分かった私はやっぱり見過ぎだと思うんだ。
さておき新EDの切なさは異常ですよ。全編見てから見直してみると分かる。
あと髪おろしナキアミを早くも持ってきたのは正解だと思う。
では、前回と同じく解説とチェックポイントをあげてきますよ。


〜色々と解説〜

  1.尖端島の人達にアキユキどう思われてるの?死んだことになってね?
なってます。あんな事件あった後、(突然姿変わったり、謎の美少女に拉致されたりして)行方不明になってしまったらしょうがない。
けど、いくらなんでも「アキユキもそう願ってる。」のところのフルイチの判断は早すぎるとも確かに思うね。
なので、これからアキユキはまだ生きてると信じてる(信じたい)人たちがどう動くか、それに対して回りにどう思われるかっていうのは見てるといいところかも。


  2.ハルはなんであの白いのがアキユキって分かったの?
カンのいい人は気付かれたと思いますが、ハルにはアキユキの声が聞こえています。なのでそこから判断した。
声が聞こえてたので頭の奥の方では白いザムド=アキユキとハルは分かってたのだけど、いかんせん姿が違いすぎるので自分で叫んでみるまで自覚しなかった模様。
ちなみにザムドなどのエコーがかかってる声は基本的に一般の人には聞こえないもののようです。
なぜ声が聞こえたのかはネタバレか微妙なところなので念のため以下伏せ字。
ハルにはザムド、というか一部の生き物の魂の声が聞こえる力(タマヨビ)が小さい頃からありました。*1
ハルだけではなく、アキユキを連れていったナキアミという少女にもこのタマヨビという力があります。ナキアミの場合はこれがもっと強くて様々な魂の声が聞こえる様子。
あと色々まわってみると心配する意見が幾つかあるみたいですが、大丈夫だよ!!ハルはヒロインだよ!!
ナキアミとアキユキの主人公二人制だよ、この作品。だから心配しないで。
まぁ確かに、え、ナキアミとくっつくのくっつかねぇの?どうなの?っていう楽しみ方はある。


  3.襲って来たつぶれたヒキガエルみたいなのなに?
すてき清川ボイスの博士もちらっと言ってましたが、北政府のヒトガタ兵器といいます。生き物がいじくられて兵器にさせられた文字通りの生物兵器
ヒキガエルみたいなのだけじゃなくてOPにでてきてる飛行型とかいくつかバリエーションあり。
ダメージを受けるとヒトガタ兵器やザムドは石化していくことに注目。


  4.軍に捕まってるのなに?あれもザムド
今回は多分ここで一番引っかかる。そう、あれもザムド
一話の美少女スクールバス爆破テロ事件の時にアキユキが受けた光(ヒルコ)は色んな方向に散らばって行ったよね。
なのであの光を受けた人間ならアキユキ以外にもザムドになれる可能性があるんです。
他の場所でもああいうテロは度々起きてるみたいなので色んなところにザムドがいる可能性はある。
このことを清川元夢ボイス博士(汗馬)の「爆破事件とともに一組の親子が消えた。」の台詞だけで説明済ませてるので分かりにくい。*2


あの軍人さんだれ?とか他にも疑問はあるかもしれませんが、彼はまだ登場時間五分もないぞ。がまんしよう。


〜チェックポイント〜

  1.OPとED
冒頭でも触れましたが、EDがテレビ放映用の新しいものになっていました。一方、今回OPはカット。
もともと通常のテレビアニメより尺が長く作られているそうなのでこういうところで帳尻を合わせるのかな。
個人的にはOP,EDは配信版、テレビ版、隔週交替というのもあるのではないかとも思っていたり。←願望


  2.作画とディフォルメ
Aパートのバトルシーンはよく動いておりましたが、途中アキユキザムドが走る時に足元がマンガみたいなディフォルメ調になったのに気付きましたか?
若手の作画家さんが多いためかこういう遊びどころは探せば色々ありますよ。
ただ今回みたいなバトルシーンを期待しすぎても残念ながら今後あんまり出てこないです。あくまでこれは“アンチヒーロー物”アニメ。


  3.「生きたいのならそう願え。」
ナキアミのキメゼリフでござい。「それでも人は己に言い続けなければならない、考えろと。」とならぶこの作品のテーマかもしれぬ。今後もちょくちょく出てきます。
実際、ザムドはそういう風に精神面での安定とか、考えるとかということが出来ないと石化、もしくは自我を失ってしまう難儀な生き物です。
バス爆破の際に飛び散った光の数の割に、出てくるザムドが少ないのはおそらく石化しちゃったのだとおもわれ。


  4.チョコクロワッサン、みかん、小型レベルポッド、といった繰り返しアイテム(台詞)。
口を酸っぱくしていいますが、『亡念のザムド』は録画、見返し推奨作品です。忘れたころに再登場。
小型レベルポッドなんかも本当に忘れたころに地味〜に出てきます。普通きづかねぇよ。
そして、大事なのがみかん!!病院サロンのおばあちゃま方の中に笹村のおばあちゃんがいたことに気付いたかい?
後々見ていればわかるけれども、あのみかんはおそらく笹村のおばあちゃんの持ってきたものですよ!!


  5.猫又のロッパ
この作品のマスコットの一つ。(もう一つはひょうたんみたいなシルエットのオンゴロ。)
このキャラは表情が豊かでして、スロー再生してみると無駄に細かくカオが描かれています。
重い話になる時には清涼剤になってくれる。
ちなみにロッパのなき声をあててらっしゃるのはハル役の折笠富美子さん。こっちの演技にも注目。


他にも、北の皇帝の名前がヒルケンだとか、過去にザンバニ号にいたと思しき雷魚という人物の名前とか出てきますが、とりあえず今回はこのへんで。
うーん、どこまで話して良いものか非常に難しい…


1話のはコチラ↓

3話のはコチラ↓

 

*1:後に描写あり

*2:今後もフォローなし