復ッ活ッテニスの王子様復活ッッテニプリ復活ッッ　ジャンプスクエア094月号感想

ジャンプ SQ. (スクエア) 2009年 04月号 [雑誌]

posted with amazlet at 09.03.03

雑誌は基本的に創刊号が一番たくさん売れるといいますが、今月号は今までの中で一番売れるんでなかろうか。
というわけで全面的にテニスの王子様もとい、新テニスの王子様を押し出してきているこの表紙。（まだAmazonに画像来てないけど）
こころなしか普段より多く本屋さんにも積んであった気がするぜ。
というわけでいつもどおり感想。

『新テニスの王子様』…GeniusからGolden ageへ。巻頭カラーからして気合入っているのが分かる。そして各キャラクターの胸元に赤いJAPANの文字。全国大会が終われば日本代表へ。おおなんというジャンプイズム。そりゃマンネリもあるだろうけどテニプリ位の作品になったらこういう展開が燃えるじゃありませんか。
しかし、代表になるであろうメンツの中での田仁志くんの扱いのデカさに吹く。
サッカーじゃありませんが、Uｰ17の世界大会に出ることがまずは目標みたいで、当然17才以下となれば高校生もでてくると。中学生っていう設定忘れられてなかったのですね。
かと思えば高二が『あの若さで挫折を味わうことに……』とか言ってるし。アカン節子、そいつらおまえらとせいぜい2、3才しかかわらへん。
そして案の定真田は高校生に本当に中学生か？って言われると。アカン節子、おまえも高二やない。そのヒゲどう見てもおっさんや！！
最初からとばしてきますね。面白さは健在。
初回ということで各登場人物と設定の紹介、そして分かりやすくもアツいテンプレ展開。みんなスクエアは本気だぞ。
しばらくは日本代表になる過程を経ていくのでしょうが、当然新規の高校生キャラとかも出さなくちゃいけなくなる訳で（許斐先生のインタビューでも触れてた）ますます密度の濃い作品になっていきそう。
初回なのでファンブック的な内容の小冊子もついてましたが、U17特集という設定のはずなのに中学生しかいなかったり坊主ネタを出してきたりとこちらも面白かった。
二話目のプロットがちょっぴり載っているのですが、すでに「（おそらく赤也が）デビル化しようとするが……」とか書いてあったりしてる。これは楽しみな作品が増えたぞ。
気になるのは試合じゃないから堀尾とかの解説キャラがいないこと。桜乃とかの出番もなさそう。まぁたしけならきっとなんとかしてくれる。

貧乏神…テンポがいい。ベタなギャグとベタな流れだけど綺麗に転がしてる。先が読めても安心して読めるってことなのかな。

血界戦線…本当に連載してくれないだろうか。門番役がレオにみせかけて猿にみせかけて……という展開が笑いにもつながってていいなぁ。魅せるトコはきっちり出来てたけど、短期連載の難しさかもっとたくさんバトルシーン読みたかった。よし、アンケ出すぞ。

ウルティモ…武井節が素晴らしくツボに入る。このギリギリアウトなネタとずれたセンス。面白い。そしてアオリのノリノリっぷりが楽しい。
あれですね、ウルティモの性別をはっきりさせないのはこんなかわいい子が女の子のはずがないじゃないかメソッドですね、わかります。
そして展開はえー。もうバイスぶったぎりおった。ちょおおもしろい。

葛本さん…どーしたいねん笑
剛生くんがいいなあ。

アイレボ…前回からの女顔の描き方に定着させているのが凄いなあ。今までのとりかえばや的なギャグ展開が個人的にちょっとイマイチだったからこういう方向に向いてきて好きな感じになってきた。なんだ？単純に自分がギャグ苦手なだけなのか、そうなのか。
なんだかんだでジャンプマンガっぽくなってるなあ。テクニックとかの説明とかも随所に入って分かりやすいし良いマンガだと思う。

Luck stealer…めでたしめでたし。あれ、この作品ってこんなはなしだったけ？でもこうなると今の状況にどうなっていったかだよなぁ。上げといて落とす作戦かな。

PARマン…一応？マークはついてはいるけどもプロゴルファー猿と石川遼くらべちゃっていいのか。いいのね。猿そっくりとか言ってるけどさ。
ワイは猿や！！プロゴルファーの猿や！！ワイのワイワイワイルドワイバーン！！

テニプリ OVA…かｗばｗじｗｗｗｗ
小学生？なのに樺地だけ身長以外ほぼ変化がないっていうｗｗｗ

エンバーミング…リリィがテレたっ！！無表情なキャラが感情をだすとキュンとくるアレですね。
もう一人のエーデル出てくるのが思ってたよりかなり早い。これじゃレイスの再登場も近いかな？

罪花罰…いつもとは違うテンションだった今回。たまにはこういうのも良いかも。しかも何か良い話っぽかった。
おにぎり食べたいな。

幻覚ピカソ…確かに古屋先生の作品にはそういうファンが多いですが、直接的にこういう描かれ方をするのは女性のファンにどう受け取られるんだろうなぁ。
終わりよければすべて良しな感じですが、途中の過程だけみたらこれは台無しになりかねんとこが怖いな。今後失敗してピンチにみたいな展開が出てきたりするのだろうか。

屍鬼…ある意味ギャグ回。フジリュー全開。どこで酒屋さんに協力してもらったのだろうと思ってたら背景か。確かにああいうお店いってみたいなあ。

まつりスペシャル…展開がやっと進んだと思ったら二号も休載か。
でもこれだけで裏プロレス終わりになっちゃうのかな？今後まつりの弱みにでもなっていく展開か。

かおすキッチン…新キャラがどーみてもプリキュアです。本当にありがとうございました。
しかしどうやったらこの古臭いセンスを出せるんだ。スケットダンスの浪漫とコラボしてほしいわ。

放課後…ものっそ巻末で不安だけど続いてほしいなあ。石田銀はしょうがない。

森山…文章まで本人が考えてるんだろうか。それで、言ってることはよくわからんがとにかくすごい自信だって書いてるのだろうか。
それならすっごく面白いのに。

というわけで冗談抜きでスクエアはじまった。本当に今月号は良かったです。
　