ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

面白いのに本誌脱退組が増えてて気になる。 ジャンプスクエア2009 6月号感想



ゴールデンウィークの関係か普段より早めの発売。世の作家さん達はこのために締切とかキツくなったりするのだろうか。ありがたいことである。


さてはて、放課後ウインドオーケストラがスクエアⅡ(週刊でいう赤マルみたいなの)へかおすキッチンがwebへとなにやらよく分からない動きが。
そういえば今までジャンプスクエアでwebにも行かず終わった作品は、テイルズのコミカライズとティスタと黒姫の人の(タイトルが出てこない)くらいか。


あと、先月号の本屋企画で『次号はコラボうんぬん』みたいなことが書いてあったけど、コマの隅っこに他のマンガのキャラクターがいる!というのを今のところ五作品間で確認。もっとありそうな雰囲気なので探してみる。
こういうのを黙ってひそかにやるってのは面白いな。


で、個別感想


貧乏神が!』…今月も巻頭で、最近カラーを描き過ぎな気がする。今の看板作品ですかな。
悶太フロムかおすキッチンがイケメンすぎて一瞬分からなかった。というか今回の出張企画?で一番分かりやすいのはここのかおすキッチン勢だと思う。他の人が描いてもキャラが濃すぎる。
なんでも擬人化するのは八百万な感じが出ていて面白いと思う。
いくらでも続けられるような作風とはいえ、今後どう転がしていくのだろうか。


『機巧童子ウルティモ』…ボブが歌唱界から政界へいっとる。
そして究極無所属ってなんぞ。本筋の話自体はシリアスなのに相変わらず細かいネタが武井節すぎる。
そしてやはり狭山さんが素敵。やはりウルティモはショタ。これはひどい


青の祓魔師』…やっぱり面白い。ネクタイをちゃんとおさえてくるということは狙って描いてるな!!
バトルしてるのに、この台詞量で、かつしっかりまとめられてるのがうまい。
少年マンガのフレームの中で少女マンガ寄りの話の作り方をしてるので女性人気が出そう。


『新テニスの王子様』…桃太郎の鬼退治というサブタイトルが付いているのに、退治しているような場面が全くなく、しかも早くも桃城を敗北させるという、先月までのインフレっぷりが嘘のような展開。すっごい少年マンガをしている。
そして、次号からダブルスのペア、兄弟、ライバル対決と本当にたしけ先生、もとい許斐先生はファンの楽しめる展開を用意してくれている。
しかし、いくらなんでもこれ全試合を描ききれないだろうから、どう表現するのか気になる。


放課後の王子様』…阿久津がいいひとすぎる。


『紅』…前回までが回想だったので時系列が良く分かんなくなってきた。
たぶん放課後ウインドオーケストラのキャラがいる。
台詞のフォントを細かく変えているのが仕事が細かい。


CruncH』…いとうみきお先生キタ!!
真面目に考えたら過去変えちゃったらビジネスモデルとして成立するはずがないのですが、そんなのまったく気にさせないパワーがある。複数の筋を一つにまとめる話の作り方。
非常に面白い作品。
この作品で連載は難しいと思うけどいとう先生にはコンスタントに描いてもらいたいな。
そういえば今月にはがぎん兄さんの命日が。和月組すごい。


エンバーミング』…やはり死マークが気になるわけですが、統率も究極の八体の一つかと思っていたらどうやら違う可能性も出てきた?
アシュヒトの親戚とかリヒター家ぽい匂いがする。
しかし、ヘルシングとかに通じるハッタリ感がいいなぁ。


『PARマン〜』…ジャンプと名のつく雑誌でサンデーマガジン50周年の話を出せるとはさすがⒶ先生。
集英社小学館講談社の枠を飛び越えたようなそうでないような。


屍鬼』…やっぱりこういう伝奇ものは不信感とかうさんくささとか出てないとダメですね。
その点、すっごく上手い。
協力つくばわんわんランド、に笑う。


『かおすキッチン』…葛本さんちの空次がいる。眼の輝きが違う笑”
アイドルと読んで化け物と書いているがこの作品の場合、本当に化けものだから困る、色んな意味で。
スクエアの清涼剤的なポジションに自分の中ではなっていた(さわやかかどうかは置いておく)のだけどwebに移動か、どうなんのかなぁ。


『放課後ウインドオーケストラ』…紅のキャラクターが楽器店に。
いつのまにか恋愛面がかなり進展してるような気がするがどういうことだ笑”
最近ずっと巻末の方にいたのでちょっと心配してたら、スクエアⅡに移籍。
でもそんなに頻繁に出る雑誌でもないから完全にそっちで連載ってことはないと思うのだけど、webにも載っけたりするのかなぁ。
とりあえずチェックは続けるつもり。


さて、巻末みると関係者の皆さん、結婚しすぎです。春だ!!