ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

兵庫県立歴史博物館の妖怪天国ニッポン展に行ってきた。


ヒャホーそういえば、行ってきたぞ!!
というわけでひたすら妖怪が描かれた古書から浮世絵から漫画からを展示する特別展に行きました。
面白かったです。
和漢三才図会だとか図画百鬼夜行とか百鬼徒然袋だとかのメジャーどころの本は見ることができたし、何故か初代オバケのQ太郎一巻(これはこれで珍しい!!)とかかのこんかのこん出さなくてもラノベで他に妖怪もんあるだろwww)が展示してあって吹いた。あとなぜか朝霧の巫女の生原稿とか。
あと予想通り、水木しげる御大の初期作品とかはことごとく蔵:京極夏彦になっててやっぱり吹いた。


個人的には月岡芳年の浮世絵が多数展示されてるところが良かったです。有名な渡辺綱のやつもあった。


あと京極氏が出張っているということで、

文庫版 百器徒然袋 風 (講談社文庫)

文庫版 百器徒然袋 風 (講談社文庫)

とか
文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫)

とかの表紙に写真に使われている張り子の展示もありました。いやぁ紙細工とは思えない。
五徳猫持って帰りたい。
なによりやっぱりこれですよ、これ。
文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

魍魎の匣の張り子を生で見れるとは思わなかった。許されるものなら写真に撮りたかったです。
文庫の表紙に写ってる部分だけじゃなくて細かいところまで作ってあるのがすごい。匣のなんかはあの張り子全体が匣の中に入るように作られている。


もっと画像とかはっつければ分かりやすいのでしょうけれども、今、芳年の画集とか本棚のどこに行ってるのかわからない状態なので、お預け。
でも、石燕作のものはもちろん絵本百物語とかが豊富に展示されていたので、あまり妖怪に詳しくない人が連想する昔の妖怪の絵っていうのがだいたい網羅されていた気がするし、どんな人が見ても楽しめる展示になってたと思う。


いやぁあやしはおかし。
私は姫路駅で名物のたちそば(そばつゆにラーメンみたいな黄色い麺で変ってる)ぬらりひょんっと食べて帰りました。満足満足。


展示目録も兼ねてるらしい本。まだ読めてないけど、解説も充実してるみたいでこれだけ読んでも面白そうです。