このマンガがすごい!についてむにゃむにゃ。
ご無沙汰しておりました。
さて、12月に入ったので、もはやこの時期の恒例となった「このマンガがすごい!」ですが、一応眼を通しました。
でもでも、面白いは面白いんだけど、なんだか企画としてはつまんなくなってる感じがしました。
うーん、なんていうか自分の求めてる、「この〜がすごい」シリーズ像と、実際の「このマンガがすごい」のランキング像がズレてきている感じがする。
そもそも私が作品間に順位をつけるっていう行為があんまり好きじゃないっていうのもあるんだけど、*1*2それにしたって選評をヒネリ過ぎだと思う。
確かにランキングに上がってる作品は面白いし、この一年に良くも悪くも動きがあったものなんですよ。流石に全部はチェックし切れてないけども。
でもこの書籍は、このマンガが(あんまり大ブレイクとかはしてないけど実は)すごい!ってものじゃなくて、このマンガが(この一年間にみんなに話題にされたり、面白かったりして)すごい!ってものだと思うんですよ。
この本の読み方には、ある程度たくさんマンガ読んでる人が今年のランキングはどうなんだろうか、という形で読むという形と、あんまりマンガ読まない人がじゃぁ試しにこの本に載ってるマンガみてみようかしら、という読み方の二通りがあると思うんだけど、後者の読み方をする読者をほっときすぎてしまってる気がする。
というか、知名度の割にこの本は一般層に知られてないよね、マンガ読み人の間と比べて。
というのも、このランキングの作品があまりにニッチすぎるというか、マンガ読みスキルを読者の側に多少なりとも要求する作品が多いと思うのですよ、僕は。*3もっと広く読者に読まれてるであろう少年誌の作品とかもっとあっていいと思うのです。少年マンガは今年、成年マンガなどと並べると比較的つまらなかったのですか?そんなことはない。
でも、そういう風な広い意見をとることを考慮するとなると、やっぱり毎年のランキングがあんまり変化しないってことになりかねないだろうけど、そのあたりはハンデつけるとかすればいいと僕は思うし。
だってせっかく後の方のページに、〜系でスゴイ作品はこれ。みたいなコーナーがあるんだから、そういうところにニッチな作品はいれれば良いと思うのです。
と、こんな感じに自分の思うトコロをまとめてみました。
異論は認めますよ、バッチコイですよ。ただそういう見方もあるんじゃないかなと思っただけです、ハイ。
あと関係ありませんが、このミステリーがすごい!の方の二位になった『ジョーカーゲーム』、前から読みたいんだけど、なかなか機会がなくて読めません。読みたい!!
だって表紙見るからに魔人加藤じゃないか。たぶん作品と加藤は関係ないでしょうが、この釣り針には引っかからずを得ない。