ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

作品の面白さとタネがあがっていることとか


亡念の〜関係の記事でしょっちゅう、私はネタバレ注意だの、公式サイトをみるな、だのと勝手なことを言いまくっているわけですが、本来はアニメなりなんなりをどうやって見るかというのは、その人の自由であるはず。
自由なんだから、ハナッから私なんかがそんなこと書いても意味ないとも思うのですが、私は言葉には呪いみたいなものが本当にあると思っていて、普段なら耳に入ってこないような瑣末なことでも時に人の心にブレーキをかけてしまうことがあると思う。


ネタバレでいえば、私は亡念〜の初回視聴の時に、ちょうどこのあたりの話からしばらく先の展開をウィキペディアで知ってしまい、*1うがぁ〜となった経験があるんだけど、それで展開を知ってしまったからってつまらなく感じることは決してなかった。


ある作品の面白さっていうのは、当然だけど話を追ってみることだけじゃないよなぁ。そこにキャラクターたちが息づいていること、そこに別の世界があること、そこにしかないもの、そういう話を作る大事なもの、人をひきつけるものが絶対にある。
だから、2度3度と繰り返し見るたびに意味がなくなっていく話の展開、しかも調べればすぐわかるものにあえて蓋を閉めようとするのはどうなんだろうか。


ただ、亡念のザムドという作品に関していえば、「考えること」というのを掲げている以上、誰かの解釈を経た文章を最初の情報源にするんではなくて、その人自身が自分で見た内容を一番最初の基本のところにして感想を持ってほしいな、と思う。
ただ、いかんせん、この作品は難しくて一回みただけじゃよくわからないから、一度見ただけじゃ分からないところを、私はここはこういう風に思ったよ、っていう風に考える手助けになればいいな、と思って毎週変な文章を書いてるつもり。
本当は、それじゃあなたはどう思う?と最後につけるのが正しいのだろうけど。


自分への理由づけをしっかりしておかないといけないようだ。
 

*1:13話まではアメリカでの配信の方が早かったので、米国アカウントで見た人が編集してたみたい。ちなみに次の被害者が出ぬようにそこの項目は書き換えました、嘆きながら。