ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

背中のそれはあなたにとても似合っている  亡念のザムド19話までのまとめ


っと、いうわけで、今週17日配信だった19話で話に一段落がついたので、13話まで見た時のまとめ感想記事みたいな感じ、プラスそれの答え合わせ、現時点での補完をしていきたいな。


前回の記事→


なるべくネタバレなしで今回も書くようにしてます。だけどこれくらいはいいだろ、という私の勝手な判断でいくらか情報は出します。*1なので、なに勝手にネタバレしてくれとんじゃ、コラー!!ってなったらすいません。
関係ないけど、某所で須磨子さんは〜〜じゃね?と妄言を垂れ流していたら正解してしまいまして、こちらにそれ書かないでおいてホントに良かったと思ってます。


亡念のザムドでは自分について考えることが一つの大きいテーマになってると思うのですが、それに合わせて今までの展開を分けることが出来ます。
1話から13話までは自分は一体なんなのか、何を求めているかを見つける話。
14話から(たぶん今回19話まで)が、見つけた自分を見失ってしまったらどうするか、という話。


自分を知るためには今まで知らなかったことを知ったり、戦ったり失ったりすることが必要になって。
それで、やっと少し分かってきたような気がしてきても、突然、何かの拍子にそれがまた分からなくなってしまうようなことがあるんですよね。
そうなると、自分一人だけでずっと考えていても答えがでないことがあります。
一体自分はなんなんだろう。一度答えに辿りかかっている分、それを見つけ出すのは難しいけど、実はとってもシンプルな話で一度分かっていたのだから呼んでもらえるだけでいい。
呼んで貰えればこちらから呼び返すこともできるし、新しい自分に気が付くこともできる。そうして気付いた新しい自分は変わってしまっているように見えても紛れもなく自分なのです。
なんて素敵。



そういう風に展開に浮き沈みがあるのと同様に、とてもリズム感のあるアニメだなぁと思います。
ここ最近はゆっくりしすぎてた感もあるけど、18話のラスト3分の勢いとか今回の各シーンとか、見ていてそのまま画面の中に吸い込まれるようなテンポがある作品です。
とか思ってたら次回20話のタイトル“散る会うと”って。chill out?
まぁタイトルでいったら今回の「偶発 ロマンス開花」もたいがいですけどね。だってしょうがないじゃないか!!開花したんだものさ!!
このタイトルで興味引かれた人は一話からみなさいな。それがいい。
300×19で5700円で見れるから。DVD一枚買うと思って見てみて下さいよ。なんだったら一話分はてなポイントおくるよ。
閑話休題
さておき、そういう独特のリズムが作中に流れてるから見ている方の時間間隔が狂いまくります。そういう風に作品に入っていけるってとても幸せなことだと思うんだ。



落ちていたところから(色んな意味で)の復活ということで、やっぱりモーニング・グローリーを意識せずにはいられないんですが、その回のコンテ、演出をした宮地さんが監督やってる作品で、今回も直々にコンテ切ってりゃそうなるさ。*2
どうもこればっかり書いてる気がするけど、少なくともエウレカセブン見た人は見るべきですよ。そうでない人も見るべきだけど。
同じスタッフなんだからところどころ似てもしょうがない。そこで出てくる違いこそ面白い。
というか、エウレカグレンラガンもそうだったんだけど再開した後、一度上昇して空中で二人が会話っていうパターンは昔からあったんですかね?ラピュタ
次にどうなるか絶対に分かるベタな展開だけれども、これだけ楽しい話が作れるんだからいいですよね。あぁ素晴らしきベタ演出。



そういう風に語りつくせぬ良いところがあるのですよ。
それでは、前回記事について現時点での答え合わせ。

  • 母子関係
  • コミュニケーション

前回『亡念のザムド』のテーマはこれじゃないかな?とあげたこの二つですが、やはり大事なキーワードになりそう。
主人公アキユキと母フサさんの関係はたぶん13話『タダ裸足デ走ルシカナイ』でほぼ描き終わっちゃったと思うんだけど、その他のキャラの(血縁関係の有無は関係ない)母子関係がやはり今後何回も出てくるのでしょう。
そして、コミュニケーション。この作品は同じテーマのものを手を変え、品を変え、繰り返し何度も表現するのですが、別れの手紙代わりの花だとか、言葉では伝えきらない思いだとか、すれ違いだとかそういうのがとても良い。
そして、ミカンの進展はまだか?

  • フルイチ

(´;ω;`)ブワッ
素晴らしすぎる。18、19話の使い方がズルイ。君の頼んだラムネは三つで正しかったよ。

  • アニメ慣れ視聴者を意識

最近は音とかでのフェイクも出てきた。見てて飽きない。

  • ヒロイン

もう決定ですね。これで変わったら怒る。



ますます次が楽しみな毎週水曜が待ち遠しい生活を送っております。
というか次回20話。公式にあらすじがあがってるけど、なんか作画監督四人もいるんだけど!!
なに?めっちゃ動くの?たのしみすぐる。ワクテカでみなぎる。
しかもあらすじ読むと展開の動きも速すぎるよ!!アクセル全開だよ!!あれか、古狸か!?


というわけで、クリスマスイブも大晦日ザムド見て過ごす予定です。
サントラとかでないのかなぁ。挿入歌もとてもいいのです。
みなさんも年末年始にザムドをぜひ。


HD貼り付けを試してみるもはてダはムリやった。リンク先でどぞ。本編はPSstoreで買いましょう。
http://jp.youtube.com/watch?v=4dYvlrWm3w8&fmt=22

 

*1:でないと書ける気がしない。

*2:そして、バレエ・メカニック脚本、作監の野村さん、倉島さんもいるという。