ペニンシュラ型

~私とあなたの不可避な壁~

質問なのかなんなのか


ちょっと前からだと思うんだけど、yahoo知恵袋や発言小町教えてgooみたいな質問、相談のやりとりをするサイトに今までとは違うタイプの質問者が出てきてると思う。
質問者がある場面で一体どう行動したら分からなくて質問をしてるわけじゃなくて、ある程度はこうすべき、こうなるべきっていう考えを持ってる人が自分の意見に賛同してもらったり背中を押してもらえたりするような回答を期待してる人が増えてきてる。


分かりやすいのが回答者に評価をつけたり、コメントを返せるシステムじゃないかな。
一つの質問に対して複数の回答があるような場合をみてみると、時々良く考えられた親切な回答がされていても、質問者の意見と食い違うような内容だったら高評価がつかないことは多い。
まぁそれだけならしょうがない。当然、人によって考え方は違うんだし自分の嫌いなものの評価を無理強いするのは良くないだろうし。
けど、場合によったらせっかく回答してくれた相手に対して罵倒するようなコメントを質問者がすることがある。その結果、質問者の意向にそってるだけの一瞬で考えただけのような安易な回答がベストアンサーになってたりする。


気持ちはわからんでもないが、せっかくしっかり考えられた意見をもらってるんだったら、自分がその回答の通りに行動するかはともかくある程度の評価はするべきだと思う。
でなきゃ、単なる(質問者のための)思想選抜になってしまう。



それがいいか悪いかはともかく、この場合もはや質問というのは名ばかりで実質はただの賛同者募集のおしゃべりになってしまってる。
この理由でパッと思い浮かんだのが、オフラインでの質問とか相談に見られるような平たく言うと先生と生徒のような上下関係*1が、匿名が基本であるネット上では生まれにくいのかなぁって思った。
相手が見えないから信用ができないってのもあるかもしれん。


でもだからといって、それがすぐ今のような賛同者募集の状態に結びつくわけじゃないんだよなぁ。
それなら単に質問サイトが廃れるだけだと思うし。


良く分からないことをグタグタと言ってきましたが、とりあえずこれは自分で考える課題にしとく。あとで*2また書くよ。
ただ、上に挙げたような賛同意見が欲しいだけの質問、相談ってのは、場違いなものだよなとは思う。
 

*1:まぁこれは儒教的な価値観かもしれんが

*2:いつになるかわからんけど