FGO中国版三周年リアイベ(Fate/Grand Order EXPO Shanghai 2019)に行きました
というわけでタイトル通り、FGO中国簡体字版の三周年記念イベントに行ってまいりました。
元々自分がFGOを始めたのは結構遅めで(日本版でらっきょイベント復刻くらい)、せっかく中国に来たのだから日中どちらでも人気のある作品に触れて中国での話題をキャッチアップできたら面白いかなーと思ったからでした。多分これがなかったら今更だから良いかなで触らなかったかもと思います。
そんな経緯もあり、今回のイベントは上海にいるのならぜひ行っておきたいイベントということでチケットも早めに押さえて予定を空けて楽しみにしていたのでした。(仕事でいけない疑惑もあったけどなんとかなってよかった)
イベント概要としては公式ページ(日本からつなぐと時間かかるかも)や、ファミ通のレポート記事を読んでいただければわかると思うので、そちらで掲載されていない情報とかを中心に触れていければなーと思います。読めなくても漢字で何となく意味が分かる気がするのが中国語のいいところ。
game.bilibili.com
www.famitsu.com
というわけでチケット情報から。中国版アプリの配信はビリビリ動画から、ということでビリビリの視聴アプリから購入しました。
最近こちらの興行系イベントはチケット購入が徐々に厳しくなってきており、このイベントもチケット購入に中国国籍の身分証の番号が必須ということで焦りましたが、私はどうにかこちらの友達にお願いして購入できました。
そういえばカノウDやキャストの方などのトークやライブのある土曜夜の部はさらに入場時の身分証チェック必須とのことで外国人は購入できず諦め……る間もなく一瞬で売り切れていました。
紙チケットはなく電子チケットのみ発行で入場時にこのバーコードを読み込んでもらう形。日本のリアイベも似たような形式と聞いた覚えがありますが、参加したことがないので分からず……
イベント会場は国家会展中心という大きな展示場の一角。中国版コミケと言われるCOMICUPもここ数回はこの会場で行われています。
会場棟へのナビゲートとしてフォウくんシルエットが。更新直後でフォウくん動かないということもなくちゃんと走ってくれているのが芸コマ。
入場待機列を進んでいくとSTAR影法師さんの描いたイベントイラストがでっかく!自撮りぐだーずがかわいい。
STAR影法師さんはこちらでも人気があって特に最近は日本原作もので中国限定絵柄を出したい場合にはほぼ必ず起用されているイメージ。私もCOMICUPで頒布買いに並びました。リヨさんのまんわかキャラもこちらで人気で順番守って並んでねの看板に。
上述のバーコード入場を済ませて会場に入るとまずこれがどーんで力が入っていることがわかる
これの写真はファミ通記事にもあったのでついったーにあげた動画を貼ってみます
えふじーおー上海のリアイベの入り口こんな感じでした pic.twitter.com/qyG2YZyBK1
— りぶ野 (@ereld) 2019年9月1日
色彩モードもある pic.twitter.com/8O7u8uATYZ
— りぶ野 (@ereld) 2019年9月1日
入口からちょっと見えてるシャドウボーダーに目を奪われそうになるのですが、手前にはサーヴァントキャラスタンドの立った宝具フォトスタンドが。
こちらの人はレイヤーさんやこういったキャラスタンドと一緒に自撮りすることに日本人より抵抗がない様でこういうアトラクション?はよく見るのですが、なにしろ規模が大きいし、力が入っている。宝具模型が持てたりして自撮りしなくても触ってて楽しい。(エアは発光モードもあったのだけどうまく写真が撮れずぐぬぬ)
中国版は先日二部二章が配信されたばかりなので、マイルームがボーダー仕様。
そしてデカものオブジェのシャドウボーダー、空想樹、ツァーリ
こっちは興行の規制が厳しい関係かリヨキャラ着ぐるみの素行もおとなしい。あと多分顔つき違う気がするので中国用に中国で作ったんじゃないかしら。
こちらのFGOが参加しているイベントでよくある召喚というかガチャスペース。中国FGO展示の風物詩といってもよい。
現時点で中国版に実装されている概念礼装とスカスカ様までのサーヴァント霊基画像がびっしり
特に今回は霊基に囲まれているのでチャンスがあったのかも?私は水着PU2とマーリンに絞られたので引く余裕はありませんでした。
ファミ通記事でも紹介されているものはざざっと。
上海版サーヴァントと巡る世界展。アステリオスくんかわいい
上海外灘(わいたん)に本当にある道の名前だったけどさすがにこんな服装の人たちいないよなー、あ、アルテラさんみたいな恰好でランニングしてる人はいるかも……?
FGOミュージアムブースのリアル宝具展示やアニメCM資料。
来年はリップの水着をお願いいたします。サンタでもいいです。
裏にはユーザーIDを書いてフレンド増やそう的企画が。アニプレがソニー傘下だからかこの大きい画面はXperia touch出力なんですよと宣伝されていたりもした。
謎縁日。フォウくんを祀っていけ。
ファミ通記事でも紹介されていた出店コーナーですが、全部説明するのはめんどうなので笑、パンフ画像で割愛。一番右のCARNIVALの項目が各出店です。
ステラー!!!しながら的当てするゲームが一番人気だった気がする。(叫んでいる人はさすがに見かけなかった)
実はそれぞれのブースによっては、当たったらお菓子やfateフィギュアがもらえるコーナーや各ブースに参加したら押してもらえるマナプリスタンプラリーがあったりしました。切り離し前の写真を撮り忘れていたのだけど、参加した成果や場所によって緑のマナプリスタンプやレアプリスタンプを押してもらえて(緑と黄色のインクの痕跡が分るでしょうか?)、別ブースの交換所に持っていくと色々グッズがもらえるシステム。そういえばレアプリスタンプもらうためのクイズとしてこのイラストのどこかに孔明がいるよ、探してみようってのもありましたね。
私も集めて、こちらのポストカードとマウスパッドをもらいました。
左上の一回り小さいものはこのマナプリ交換所近くで配布されていたFGO仕様の冷えピタシートでした。会場は冷房が効いていたとはいえ、夏の上海ですし熱中症対策なのか無料でじゃんじゃん配布されていました。
無料配布といえば、このリアイベ、福利厚生?が充実しており、wechat(中国のLINE的なアプリ)で協賛企業のアカウントをフォローすれば水とかカップ麺とかアイスなどをもらうことが出来、隣の正直お高めのフードコートのお世話にならずとも空腹を満たせるありがたい感じに。カップ麺は酸辣(さんらー)味だったので辛くてむせました。
ラーメンといえばファミ通記事末尾にあった入場配布物のラーメンはこのカップ麺で協賛してくれているメーカーのもので味は数種類あって何がもらえるかはランダムなのでした。私は普通の豚骨だったのでちょっと安心。ファミ通記事のトマト豚骨はこちらだとわりとメジャーで、中国進出してる丸亀製麺でもメニューにあったりします。閑話休題。
で、無料ばっかりお世話になっても申し訳ないので飲み物とか買ってみました。フードコート前に鎮座するぐだぐだノッブアンド沖田さん。これ多分先日あったゲームイベントのCHINA JOY出展の時の使いまわしだしその辺もぐだぐだしとるのぅ。
飲食販売物にはコラボカフェでよくあるコースターとミニアクリルスタンドがランダムでもらえました。右上のスカスカ様は入場者配布のICカードステッカー。
そういえばスカスカ様の中国での通称にCBAってのがあるらしく、由来を調べるとCasterの方のBABA(槍師匠)だからってひっどいなおい笑
ちょうど中国版では、スカスカピックアップ中ということでステージで行われていたガチャ生配信でCBAコールが起きたりしていました。
一応発音がセイバーに近くて言いやすいというのもあるらしいですが、メイヴちゃんが聞いたらキレそうな理由です。
個人的にそう来たかと思ったのが、中華芸術ブース。FGOというかカルデアをテーマに中国芸術を作ってみたらというコンセプトなんですけど、これすごくいい企画だと思います。なぜそう思ったかというと、中国のFGOファンも日本版の情報はチェックしますから次はまさに中国が舞台のSINである、ということは周知なわけなんですよね。
ただやっぱり言葉の問題があって細かいところまでは今の段階だとなかなかストーリーの内容は把握できていないし、実際に出てくる敵、異聞帯の王は国内でめちゃくちゃ人気の高い始皇帝です。本実装時の内容への賛否に関しては中国ユーザー間でものすごい激論が交わされることになるのは想像に難くないわけですけど、その実装前のこのタイミングに中国が生み育てた芸術、”儒”をリアイベで押し出してくるんですよ!!
二部二章プレイ済みの方は”儒”の扱いがどうだったかご存じかと思いますが、この展示は、実際に色々な歴史のあったこの国の、中国の”儒”をしっかりと肯定している企画です。プレイした後のストーリーへの思いは色々あるだろうけども、でも”儒”のすばらしさ、楽しさはきっと君も理解しているよね、というメッセージがある、とまで考えるのは深読みのしすぎでしょうか。FGOというかゲームももちろん儒の一端です。
そういった私の妄想はともかく、日本でのリアイベでは決して真似できないこちらならではの本当に良いブースだったのは確かだと思います。
左写真は名台詞や宝具口上を中国書家が書く企画。漢字発祥の国として蒼喬さんには負けられない、的な?
始皇帝と中国ブースの写真は撮りたかったのでこれで個人的目標はクリアできて満足。
というわけで楽しめた良いイベントでした。上にも書きましたが日本のリアイベの参加経験がないので、帰国したら比較のためにもチャレンジしたいですね。